お盆休み
前職はお盆に長期の休みがあったが、今の仕事では基本的に暦通りの休みとなり有給休暇を消費する必要がある
そこで初めて知ったのだがお盆休みというのは、世の中的には平日らしい、なのでお役所も普通に開いている
というわけで、運輸支局に出向き車検が近いランクルを乗用から貨物に構造変更してきた。(正式には構造変更ではないのだが・・・)
乗用から貨物にすると自動車税がグッと安くなるが、車検が毎年になり高速道路の各種割引も適用されなくなる。ランクル100の場合は8名乗車から5名乗車に、シートも固定される。しかし、街なかに溢れている80や100が1ナンバーばかりなのを考えるとそれなりに維持費が安くなるのだろう
高級車にそういうことをするのはダサいという人もいるが、もはや15年落ちであるしまぁいいだろう
今回は同日中に一時抹消してから新規検査を行い、新規検査の際に用途を貨物にする手続きを行った
構造変更というのは、一時抹消などをせずにそのまま車検証の内容を変えることを言い、今回は構造変更に当たらないらしい
なぜこのようなことをしたのかというと、自動車税の還付を受けるためには一時抹消しかなく、構造変更では支払った自動車税は帰ってこない
事前準備
手続きしにいく日を決めたら、国土交通省の自動車検査インターネット予約システムで予約をしよう
今回は新規検査なので車庫証明を取り、印鑑証明を抹消分と新規分の2部取り寄せておこう。(1部しかとっておらず当日急いで取りに行った)
車体側の準備だが、3列目のシートを取り外し、2列目のリクライニング機構を無効にする必要がある
3列目は事前に取っ払っていたので2列目のリクライニング機構を無効にした
手順は以下の通り
- ノブのメクラ蓋を取りネジを外し、ノブを取り外す。
- やさしく布を上にめくってまたネジを外す。
- カバーを取りワイヤーを取り外す
- もとに戻す
あとは、できる限り軽くするためスペアタイヤを取り外して洗浄しておいた
不安要素としてはグリルガードを取り付けたことによる重量と全長の差分くらいだろうか…
事前準備はこれだけだ(と思っていた)
当日
車の荷物をすべて下ろしガソリンを満タンにして、予備検場に向かった。
盆休みなので開いているところを事前に調べておこう。宮城ではオーケイヨビケンが営業していたので光軸などを調整してもらった
一時抹消
気持ちの準備ができたらナンバーを取り外し、返納して一時抹消をしよう
当然だが抹消すると次の新規検査が終わるまで運輸支局の外には出れなくなる。
新規検査
一時抹消をしたら予約番号を告げて検査を受ける
継続検査コースで光軸などの検査を受ける他に計測コースで計測して貰う必要がある
このコースには「そんなんありなの!?」というのような車やバイクがいてみていて飽きない
重量や長さ幅などを測定している様子、車体に目玉みたいなのを付けて測定していた。
順調に進んでいるように見えたが、車内の検査で荷室より乗員スペースが広いのでだめだと指摘を受ける
合格するためには運転席のスライドを固定する必要があるとのこと
正直泣きたくなるほど焦ったがレバーを取れば動かせなくなるので、シート下にマイナスドライバーを突っ込んでレバーを撤去して再受験したら合格した
積載量を計算してもらえるので、最大積載量ステッカーをその場で貼り付けて完了となる。手書きで書けるものがベターだが入手できなかったのでテプラで200kg・250kg・300kg・350kgのシールを作って持っていった
あとは重量税と新たな自動車税と自賠責を納めナンバーを交付してもらい、それを取り付けて終了となる
アップガレージのジャンク売り場からトヨタ純正ナンバープレートフレームを購入していたのでこれを機に取り付けた
炎天下の中4時間くらいかかったので非常に疲れていたが、横の車の人がナンバーを取り外せずに困っていたので、取り外してあげて気持ちよく一日が終わった。
まとめ
今回の手続きでかかった費用は
- 印鑑証明2部 600円
- 車庫証明 2600円
- 予備検 1200円
- 廃車手数料 350円
- 検査手数料 2800円
- 重量税 17100円
- 自賠責 23970円
- 自動車税 10200円
- ナンバー交付手数料 1580円
合計 60400円だった、自動車税の還付がこれとトントンぐらいだろうか
このほかにETCの再セットアップを後日行うので3000円くらいプラスされる
また、車検証の記載事項が以下のように変更になった
- 用途 乗用→貨物
- 車体の形状 ステーションワゴン→バン
- 車両重量 2390kg→2380kg
- 車両総重量 2830kg→2905kg
- 長さ 489cm→499cm(グリルガード分?)
- 高さ 186cm→190cm(ルーフレール分?)
- 前前軸重 1250kg→1280kg
- 後後軸重 1140kg→1100kg
一時抹消してからの場合非常に手間がかかるし、なにより検査でとちると帰れなくなるのであまりおすすめはしないが良い経験になった
今後貨物化の検討をしている人は素直に車検のタイミングで構造変更行うのが良いだろう。また、業者に頼んでもいいがランクルの貨物化はありふれているので検査もスムーズにいくので自分でやってもいいだろう
2019年10月6日追記
もはや忘れていましたが、税務署から還付のお便りが来ました。
\101,200円税金を支払い9月~3月の7ヶ月分、\59,100帰ってくるそうです。
概ね構造変更でかかった費用と同額でしょうか・・・